ベルトが切れたら走らないで
空冷ワーゲンの場合は、バッテリーの充電や電気装置の為の発電機とエンジンを冷却するためのファンが
同軸上に(一緒に回っている)あります。
メーター内のチャージランプが走行中に点灯した場合は、直ちに安全な場所なーに車を寄せて
すぐエンジンを停止してください。
そして、後続車両に十分注意し、エンジンルームのファンベルトの確認をしてください。
このときにベルトが切れているようでしたら、たとえ2~3分といえども動かさないでください。
走行場所や気象条件などではエンジンが焼きついてしまったり、重大な故障の原因になります。
ベルトが切れている場合は、ロードサービスを手配するなりの対処が必要となります。
こんな時の為に予備のファンベルトの携行をお勧めいたします。
ベルトが切れていなくてチャージランプが点灯する場合は、充電(発電)系統に何らかの故障が生じていますので
最寄りの自動車整備工場や専門ショップなどで修理を受けてください。
で、昨日夜にロードサービスで運ばれてきたVW

このようにベルトが切れた状態で10分ほど走ったそうです。
どのようなトラブルを引き起こすかというと

エンジンの冷却ができないために、異常加熱し(オーバーヒート)各部のクリアランスが狂いエンジンの不調となります。
これより無理をするとこの時期でも焼きついていたと思われます。
熱による変形で、タペットのクリアランスはめちゃくちゃになっています。
当然、エンジンオイルにも過度の負担がかかっていますので交換となります。
キャブレターなどの調整も、狂いが出る場合がありますので、いたって大きな出費となります。
こんなことにならないように、『まぁいいか』の判断はしないでください。
あと、エンジンルームにウエス(ぼろ布)などを忍ばせている方は、ファンに吸い込んで冷却不足で焼きつき・・・
なんてこともありますので身に覚えのある方は、すぐに取り除いてくださいね。


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